さぁ、では作曲をしてみたいと思います。
まずコード進行を決めましょう。
前回のコード進行の作り方で紹介した、ハ長調(Cメジャー)の基本3コードの|C F C G |と|C F G C |をつなげて8小節で曲を作ってみたいと思います。
伴奏は和音で
C:ドミソ
F:ドファラ
ほんとはファラドですがCのドミソから音が大きく移動しないようにするため、ドファラにします。
G:レソシ
ほんとはソシレですが、同じ理由でレソシにします。
4拍子で和音を4分音符で並べていきます。すると次のような楽譜が出来上がります。
この程度の楽譜は小学校で習ったはずですので、あえて説明はしませんw
次に、メロディーの原型を作ります。
一番簡単な方法ですが、各小節の和音の3つの音を使って、4分音符で並べていきます。
各小節とも同じパターンで並べてみます。
例えば、Cはドミソなので『ド-ミ-ソ-ミ』としたら、Fはドファラなので『ド-ファ-ラ-ファ』、Gはレソシなので『レ-ソ-シ-ソ』など、同じパターンにしてみます。
すると次のような楽譜になります。
聴いてみた感じどうですか?なんとなく曲っぽくなってませんか?
こんな単純なパターンでも、りっぱに作曲できています。
他のパターンもいろいろ試してみると面白いと思います。
例えば、Cを『ド-ソ-ミ-ソ』にしたり、『ド-ミ-ド-ソ』にしたり、いろいろ試してみてください。
全部同じパターンじゃつまらないので、間にちょっと違うパターンを入れてみます。
今回は、Fを『ラ-ファ-ラ-ファ』、Gを『シ-ソ-シ-ソ』にしてみます。
さらに8小節目のCのところを曲の終わり風に『ド-ミ-ド-×』と終わらせてみます。
すると次のような楽譜になります。
どうですか?少しだけ雰囲気が変わったと思います。
しかし、まだ4分音符しか使ってないので、『タン-タン-タン-タン』と淡々としているので、リズムパターンを決めてみたいと思います。
今回は2小節使って『タン-タタ-タタ-タン-タタ-タン-タタ-タン』というリズムパターンを考えてみました。
このリズムパターンにはまるように、音符を増やしてみます。
『タン–タタ-タタ-タン–タタ-タン–タタ-タン』
赤い文字のところは元の音をそのまま使って、『タン』は4分音符のままで、『タ』は8分音符に変えます。
そして、黒い文字の『タ』のところに別の音(同じ音でも良い)を割り込ませます。
割り込ませる音は何の音でも良いですが、
次の音につながるような音
にすると良いと思います。
これちょっと難しいですが、そうしないと変に聴こえるかもしれませんので、いろいろ試してみてください。
音を増やしてみたのが次の楽譜です。
赤い音符は元の音のままで、『タ』のところは8分音符に変えて、黒い音符のところが新しく追加した音です。
全体を通して、8分音符が2つ並ぶところは、2番目の音が1番目の音より高くならないように、あえてしてみました。
いかがですか?
けっこう簡単でしょう?
ちょっとしたルールに従って音符を並べるだけで、この程度の曲は作れるんです。
あとは、いかにして他人が作らないメロディを作ることができるか、なんです。
何度も何度も音符を並べて、何度も何度も聴いて、おかしかったら音符を並べ直して、と試行錯誤を繰り返すことにより、感覚で音符を並べることができるようになると思います。
ここで、上の曲をちょっといじって完成させてみました。
『5、アレンジする』というコンテンツも設けようと思いましたが、これこそ僕自身が感覚だけでやっていることなので、文章にするのは不可能に近かったです。。。すいません。
お詫びの印に、今回作った曲をアレンジしてみましたのでご紹介いたします。
オルゴール風にアレンジしてみました。
※音量注意
バンド風ギターアレンジしてみました。
※音量注意
ドラムとベースはMIDIが演奏していますが、ギターは僕が弾いています。
『作曲をしてみよう!』はこれにて終了です。
本格的に作曲をしてみたくなった方は、音楽理論からきちっと勉強されることをお勧めいたします。