3、コード進行の作り方

ハ長調(Cメジャー)およびイ短調(Aマイナー)の曲で基本的に使用するコードがわかりました。

ハ長調(Cメジャー)の曲で使用するコード
C Dm Em F G Am Bdim

イ短調(Aマイナー)の曲で使用するコード
Am Bdim C Dm Em F G

これらのコードを使って曲の土台となるコード進行を作ることになります。

ここで作曲の手順ですが、はじめの内は

『コード進行を作ってからメロディーを付ける』

という手法でやった方が、メロディーも作りやすいですし、メロディーを作る練習にもなると思います。

そこで、コード進行の作り方です。

上記のコードを適当に並べてばそれなりの土台は出来上がりますが、美しく変化していくコード進行というものがあるようです。

一部、『コード進行はこうしなければならない』という教本などもあるようですが、僕はコード進行にはこれといったルールはないと考えています。

しかし、聴いていて心地の良いコード進行がある、ということも否めません。

こればかりは作って聴いてみて心地よいかどうかを確認する作業を繰り返すしかありませんが、よく使われる代表的なコード進行というものがあるようですので、少し紹介します。

はじめの内は4分の4拍子で、1小節1コードで、4小節くらいで練習してみましょう。

ハ長調(Cメジャー)の基本3コードを使ったコード進行です。
|C  F  G  C |
※音量注意
|C  F  C  G |
※音量注意
|C  G  F  C |
※音量注意

マイナーコードを織り交ぜたりするといい感じになります。
|C  Em Am G |
※音量注意

イ短調(Aマイナー)の基本3コードはこうなります。
|Am Dm Em Am|
※音量注意
|Am Dm Am Em|
※音量注意
|Am Em Dm Am|
※音量注意

ハ長調(Cメジャー)とイ短調(Aマイナー)の基本3コードと見比べてみてください。

冒頭にも書いた基本的に使用するコードの

ハ長調(Cメジャー)
1番目のC
4番目のF
5番目のG

イ短調(Aマイナー)
1番目のAm
4番目のDm
5番目のEm

ハ長調もイ短調も1、4、5番目のコードが基本3コードということになります。

これはローマ数字でⅠ、Ⅳ、Ⅴと表すようで、

ハ長調のコード進行の例の
|C  F  G  C |

|Ⅰ  Ⅳ  Ⅴ  Ⅰ |
となり、

イ短調になると
|Ⅰ  Ⅳ  Ⅴ  Ⅰ |

|Am Dm Em Am|
ということになります。

Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ を用いると、キーに関係なくコード進行を表すことができるんだなぁ~、程度に覚えておいてください。

ここで、ハ長調の基本3コードはまぁまぁ心地よかったけど、イ短調の基本3コードはちょっと気持ち悪かった、って感じませんでしたか?

僕はイ短調のEmのコードのところがちょっと気になりましたが、みなさんはいかがでしたでしょうか?

このEmにした方が心地よく聴こえるかもしれません。

|Am Dm E  Am|
※音量注意

※この部分に関してとある方からアドバイスをいただきましたので補足させていただきます。

イ短調ではスケールで多くGがシャープしますから元からⅤはⅤmではなく普通にⅤかⅤ7になります。Eをマイナーにするとハ長調の進行(及びスケール)ということになります。

このように、基本的に使う音やコードは決まっていますが、ルールに縛られずに心地よく聴こえるように変化させていくことも重要になってきます。

これは、練習を続ければ耳が自然と慣れてきて

“ここのコードはこうした方がいいかも”

とわかるようになってくると思います。

しかし、やはり最初の内は基本的な音で練習を積み重ねることをお勧めします。

次は『4、メロディーを付ける』です。

目次に戻る

「3、コード進行の作り方」への1件のフィードバック

コメントは受け付けていません。