コードとはなんぞや? ですね。。。
『ドミソ』とか『レファラ』とかの和音や、『ここのコードはC(シー)だぜ』とか『Dm(ディーマイナー)だぜ』、とか聞いたことありませんか?
そうです、
コード=和音
で、コード進行というのは曲を構成する土台のようなものです。
1、キーについて のところで
『キーによって基本的に使える音が決まってくる』(例外あり)
と書きましたが、コードについても同じで、
『キーによって基本的に使えるコード(和音)が決まってくる』(例外あり)
といえます。
例えば、調性(キー)がハ長調(Cメジャー)の場合、基本的に使用する音は
ドレミファソラシド
でした。
なので、ハ長調(Cメジャー)の曲で使用するコード(和音)は基本的には
ドレミファソラシド
の音だけで構成されます。
ドレミファソラシの各音を基準に、3つの音で構成される3和音を主に使います。
まず、ハ長調(Cメジャー)の先頭のドを基準とした3和音は、ご存知のドミソです。
※音量注意
基準の音がドなのでコード名はCになります。
音の構成を見てみると、ドを基準に半音4つ上がったところがミ、7つ上がったところがソ、となっています。
これがいわゆるメジャーコードのルールです。
メジャーコード=
基準の音 + 半音4つ上がった音 + 半音7つ上がった音
これ覚えておくと、どんなメジャーコードでも作ることができるので便利です。
メジャーコードは特にメジャーであることは表さないで単純に『C』と書きます。
次に、レを基準とした3和音は、レファラになります。
※音量注意
基準の音がレなのでコード名はD、と言いたいところですが、音の構成を見てみてください。
レを基準に半音3つ上がったところがファ、7つ上がったところがラ、となっており、メジャーコードのルールとちょっと違います。
基準の音から半音4つ上がったところはファ#なのでハ長調(Cメジャー)の曲では使うことができません。
なので、半音落としてファの音にしなければなりません。
実はこの基準の音と半音3つ上がった音と半音7つ上がった音で構成することが、マイナーコードのルールになります。
ですから、このコード名はDm(Dマイナー)となります。
マイナーコード=
基準の音 + 半音3つ上がった音 + 半音7つ上がった音
マイナーコードのルールも覚えておくと便利です。
ちなみに、Dはメジャーコードのルールを摘要したレファ#ラになりますが、ハ長調(Cメジャー)の曲では使わないコードです。
次に、ミを基準とした3和音は、ミソシになります。
※音量注意
音の構成を見てみると、ミを基準に半音3つ上がったところがソ、7つ上がったところがシ、となっています。
基準の音から半音4つ上がったところはソ#なのでハ長調(Cメジャー)の曲では使うことができないのでソにします。
なので、このコード名はEm(Eマイナー)となります。
以降同様に、
※音量注意
コード名はF
※音量注意
コード名はG
※音量注意
コード名はAm(Aマイナー)
※音量注意
コード名はBdim(Bディミニッシュ)
これだけちょっと音の構成が違いますが、あまり使わないので無視してもかまいません。
ハ長調(Cメジャー)のコードを挙げてみましたが、イ短調(Aマイナー)の曲も同じ音を使いますので、使うコードも同じになります。
まとめますと、
ハ長調(Cメジャー)の曲で基本的に使用するコード
C Dm Em F G Am Bdim
イ短調(Aマイナー)の曲で基本的に使用するコード
Am Bdim C Dm Em F G
ということになります。
これはあくまでも基本的に使用するコードなので、ハ長調(Cメジャー)やニ短調(Aマイナー)の曲であっても、実際はこのコード限りではありません。
最低限、このコードさえあれば作曲はできますよ、というものです。
次は『3、コード進行の作り方』です。