まず用語説明からw
この記事のカテゴリーであるDTMとは『Desk Top Music』の略です。
パソコンで作曲や演奏を行うにはそれなりのソフトが必要です。
以前はMIDIのみを扱うシーケンスソフトなどと呼ばれてましたが、今ではMIDI以外にもオーディオデータも同時に扱うことができるようになり、DAWと呼ばれるようになりました。
自分が持っているDAWはRolandのCakewalk Music Creator 5です。
このソフトはMIDIもオーディオデータも扱うことができ、マルチトラックレコーダ的な使い方ができます。
例えば、ドラムやベースをMIDIで演奏させて、ギターは自分で弾いて録音し、最終的にはwavやMP3のオーディオデータに変換することができます。
MIDIの音源としては、RolandのVirtual Sound CanvasとCakewalkのTTS-1が標準で付いていますが、VSTiを扱うことも可能です。
やっとタイトルのVSTiにたどり着きましたが、VSTiとはVSTインストゥルメント、すなわちVSTを利用した楽器音源ということになります。
このVSTiを使うことによって、上記のVirtual Sound CanvasやTTS-1以外の音源も扱えるようになります。
今回はタイトル通り、VSTiのドラムの比較をしてみましたのでご紹介します。
ちなみにサンプルで使っている曲は、本家『のんのオルゴール』の作曲をしてみようというコーナーで実際に作った曲をバンド風にアレンジしたものです。
トラックの詳細は
ギター(メロ):NON演奏
ギター(バッキング):NON演奏
ベース:MIDI音源TTS-1のAcoustic Bass
ドラム:下記にて比較
ベースとドラムの打ち込みはもちろんNONですw
下記で紹介している音楽データは、ギターとベースは共通で、ドラムのみ音源を変えています。
ドラム全体の音量はバランスをとるためにそれぞれの曲で調整していますが、各ドラムパーツのベロシティ(音の強さ)の設定はすべて共通にしてあります。
バンド風アレンジなので、本物っぽいドラム音源の比較になります。
まず、標準で付いてるTTS-1のドラム(Standard Set)です。
やっぱり MIDI音源 って感じの音ですね。
次の7つは、実はMusicCreator5に付属で付いてきたStudio Instruments Drum KitというVSTiドラムです。
Studio Instruments Drum Kitはいろんなジャンルで使えるよう、プログラムが34種類ほどあらかじめ入っています。
その内の気に入ったものをピックアップしてみました。
<Full Throttle>
少しバスドラが弱めかな?
<Grinder>
スネアがちょっと高いかな?
<Groovin>
けっこうバランスいいかも。
<In Yo Face>
スネアこもり過ぎ?
<Nice Recording Kit>
バスドラ出過ぎかな?
<Re Pitched Kit>
バスドラ硬過ぎ?
<Room Kit>
バスドラ弱いかな?
最後に、世の中には無料のVSTiも存在し、なかなかクオリティの高いものもあったりします。
その中でもいいなぁと思ったのが、
GTG DrumSampler II
無料でこの音なら充分使えると思います。
http://www.gtgsynths.com/plugins.htm
の一番下からダウンロードできます。
DTMやられる方、ご参考まで。